父とのデート
2010/02/07 13:08
先日、お休みの日に書道家である父の作品展に行ってきました。 お正月以来、父と会っていなかったのですが先日送られてきた手紙の中に さりげなく(!)作品展のお知らせが入っていたのですぐに連絡して、父が会場当番の日に行くことにしました。 私も高校生まで書道を習っていましたし、大学受験のとき書道科を受けたりして、少なからず、書にふれてきました。 私は父の書く字が好きです。今はやりの若手書道家が書くようなアート化しすぎたものではなく、とにかく基本的に字の形に美しさがあります。墨の色にもこだわりがあり、黒というより、青を感じます。厳しいけれどその影にやさしさがある、父の性格が字にもあらわれていますし、作品展のたびに父の心境を字からよみとることもできます。 今回はどんな作品かなと楽しみにしながら、会場に着くと、いつもよりちょっとおしゃれした父が笑顔で待っていました。 受付の女性が「先生、今日はお嬢さんと食事に行くんだって朝から嬉しそうにお話しされてましたよ。楽しんでいらしてね」と私に耳打ちしました。 父にとっては作品展も娘とのデートを楽しむ口実かな(笑)?

午後の日が差す山下公園の前の通りをまだ寒いねとくっつきながら歩き、何を食べようかとあちらへこちらへ・・・。そして蟹料理のお店へ入りました。
お互い違うものを頼んで、これ美味しいよ、それちょうだいなんて分けあいながら、いろんな話をしました。 「誰かと一緒にたべるのは楽しいなあ」笑いながら言った父の一言にはっとしました。もしかしたら、外で待ち合わせをして並木道を腕をくんで歩いたり、他愛もない会話をしながら美味しい食事をしたり、もう少し母としたかったのかな。私と母を重ね合わせていたかもしれません。 帰り道、少し遠回りをして腕をくんで帰りました。私でよかったら、いつでも時間つくるからね、と思いながら。
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